コマンドは別名を登録することができる.よく使用するコマンドの別名を登録するとことで,コマンドを一から十まで書き込む必要がなくなり実行が楽になる.ショートカットのように使用できる.
alias
別名を登録するコマンドに制限はありません.zshかbashかどうかで記入する場所が変わります.zshを使用している場合「~/.zshrc」に追記し,bashを使用している場合「~/.bash_profile」に追記してください.これらのファイルはログイン時に実行されるシェルスクリプトになります.
$ alias ${別名}='${別名を登録したいコマンド}'
例えばjavaのバージョンを調べる「java –version」コマンドのエイリアスを登録すると下記のようになります.
$ alias jv='java --version'
「~/.zshrc」または「~/.bash_profile」に追記したら,タミーナルを閉じるか下記のコマンドを実行してファイルの再実行を行なってください.
$ source ~/.bash_profile
$ source ~/.zshrc
設定例
上記の「java –version」コマンドの別名を「jv」で登録したときに,「java –version」と「jv」それぞれでコマンドを実行すると同じ値が返却されたことが確認できます.
% vi ~/.bash_profile
% cat ~/.bash_profile
alias jv='java --version'
% source ~/.bash_profile
% java --version
java 17.0.6 2023-01-17 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment (build 17.0.6+9-LTS-190)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 17.0.6+9-LTS-190, mixed mode, sharing)
% jv
java 17.0.6 2023-01-17 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment (build 17.0.6+9-LTS-190)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 17.0.6+9-LTS-190, mixed mode, sharing)