
Gitでよく出てくる言葉「ステージングエリア(ステージ)」。 git add
を使うとそこにファイルが追加されるけど、初心者にとっては「それって何?どこ?」となりがちです。本記事では、Gitの内部で行われているステップを図解しながらわかりやすく解説します。
Gitの変更管理の3段階
- 作業エリア(Working Area):今まさにファイルを編集している場所
- ステージングエリア(Staging Area):
add
で変更を「履歴に登録する準備」に置く場所 - リポジトリ(Repository):
commit
で実際に履歴が記録される場所

💡 図でたとえるなら「執筆 → 下書き箱 → 公開済み」のような流れです。
ステージングエリアとは?
ステージングエリアは、Gitに「この変更を履歴に残したいです」と伝える“待合室”のような場所です。
git add
をすると、変更内容がステージに送られる- まだコミット(記録)されたわけではない
- 複数ファイルの中から、特定の変更だけ選んで記録できる
これにより「どの変更を履歴に残すか」を細かくコントロールできます。
コマンドの流れで理解する
git status
現在の変更状態を確認。
git add index.html
ステージングエリアに変更を追加。
git commit -m "見出しを修正"
ステージにある変更を履歴として記録。
よくある初心者の疑問
- 「addしたのに反映されない!」 → → コミットしてないだけ。addは“準備”段階です。
- 「全部変更したけど一部だけ記録したい」 → →
add
で必要なファイルだけを選べばOK!
💡 ステージングは「この変更を残したい」という意志をGitに伝える大事なステップ。
まとめ
- Gitは「作業中 → 準備中 → 記録済み」の3段階で管理される
add
は変更を記録の準備に送るコマンド- ステージングのおかげで細かい記録のコントロールが可能になる